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国際運転免許証を取得するのには10分もかからなかった

海外で運転するときに必要な「国際運転免許証」。 日本国内の免許証は持っていても、海外で運転する機会がある人は少ないもの。 その手続きについて意外と知らない人も多いと思います。 実際に取得してみましたので、その手順と必要な持ち物、所要時間について整理しておきます。

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実は海外でも「国際運転免許証」が必要とは限らない?

「海外」といっても行き先によってその状況は異なります。 例えばハワイでは国際運転免許証は不要です。

取得した経緯は事故発生時における安心感

来月、少し海外に旅行に行く予定があり、レンタカーで移動することもありそうなので「国際運転免許証」を取得してみました。 その行き先は「ハワイ」。 冒頭に「国際運転免許証は不要」と書いておきながら、取得したのは事故などが発生したときの安心感からです。

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海外には何度か行っていますが、ハワイに行くのはこれが初めて。 また、海外で車を運転するのも初めてです。 そこで、いろいろ調べてみました。

その結果、ハワイではレンタカーを借りるのに日本の免許証だけで問題ない、とのこと。 車を借りることも運転することも問題ありません。 ただ、もし事故などに遭遇した場合、国際運転免許証があれば安心とのことでした。


国際運転免許証取得に必要なもの

実際に取得するまでの準備と、その内訳について整理します。

免許証

必要な持ち物は「日本国内での免許証」「有効期限内のパスポート」「5cm × 4cmの証明写真」「お金(2400円)」です。 日本国内での免許証が必要なのは当然です。 海外で教習所に通うわけにはいかないので、持っていない人はまず国内で取得しておきましょう。

パスポート

パスポートも必要です。ただ、どこに渡航するかは決まっていなくても大丈夫です。 とりあえず過去に取得したものがあれば問題ないでしょう。 もちろん、記入欄はありますが細かく聞かれることはありませんでした。

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証明写真

証明写真はパスポートとはサイズが異なります。 もしパスポートと同時に作成しようと思う場合は、撮影するときにサイズを確認しておくと良いでしょう。 ちなみに、国内の運転免許証用のサイズは「3cm × 2.4cm」、パスポート用は「4.5cm × 3.5cm」、国際運転免許証用は「5cm × 4cm」です。 (全部揃えてくれれば助かるんですけどね…)

お金

発行手数料は2400円でした。


手続きの手順と所要時間

手順1:受付

今回は東京の「府中運転免許試験場」に行きました。 国際運転免許証は通常の警察署では発行できません。 大きな警察署や、運転免許試験場に行く必要があります。

国外運転免許証取得手続(本人による申請) 警視庁

また、基本的には平日のみです。 土日祝日は対応していない場所もありますので注意が必要。 府中運転免許試験場は日曜日も対応している模様ですが、今回は平日に行きました。

まず受付にて「国際運転免許証」を発行してほしいと告げます。 この時点で日本国内での免許証が必要です。 すると、免許証がコピーされた手続きに必要な書類が発行され、手数料を支払う窓口に案内されます。 また、写真を持っているかを聞かれました。(渡す必要はない)

ここまで1分。

手順2:手数料の支払い

窓口に移動して、先ほど受け取った書類とパスポート、免許証を提示します。 手数料2,400円を求められますので、現金で支払います。 支払うと、住所や渡航先などを記入する書類を渡されます。

また、この書類に記入し、写真を持って国際運転免許証の発行窓口へ行くように告げられます。

ここまでで3分。

手順3:写真の撮影

私は証明写真を持って行かなかったので、この場で写真を撮ります。 といっても、横にある証明写真機で撮影するだけ。 1シート800円で撮影できます。 (国内用4枚、国外用2枚の6枚が1シートになったものが出てきました)

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他で写真を撮っていれば、この手順は省略できます。 撮影に1分、プリントに1分弱かかって、ここまで5分。

手順4:発行窓口での対応

先ほどの書類に記入し、免許証、パスポート、写真と書類を渡すと、少し待つように告げられます。 近くの座席に座っていると、名前を呼ばれて手続き完了。 「安全運転で気を付けていってらっしゃい」と言われて試験場を後にしました。

ここまで計10分。 あっという間でした。

まとめ

意外と簡単に国際運転免許証は取得できることがわかりました。 平日の朝に行ったので、少しすいていたこともありますが、10分で取得できて、 費用も証明写真と合わせて3,200円。

有効期間は発行日から1年間です。 これ1枚でいろいろな国で運転できるだけでなく、なんとなく持っているとカッコイイですね。